エコサート(Ecocert)はフランスに拠点をおく世界的なオーガニック認証機関です。
エコサートが製品に対して許可する認証を「エコサート認証」と呼びます。
エコサート認証は審査基準が厳しく維持も難しい認証です。
ロゴを表記しているということはその分厳しい条件をクリアした製品であるという保証になります。
目次
エコサート認証はオーガニックの国際認証基準
エコサート認証は認証団体のエコサート(Ecocert)に対して対象製品ごとに審査申請をだします。
許可がおりると以下のロゴの使用が認められます。
エコサート認証が付与される対象はいくつかあります。
- 化粧品の最終製品
- 化粧品の原料
- 化粧品の容器
- 化粧品製造会社
化粧品の容器、化粧品製造メーカーにも付与されることはあまり知られていません。
エコサート認証を受けた化粧品の最終製品を作りたい!と思ったときは「エコサート認証を受けた化粧品原料」を使って「エコサート認証を受けた化粧品製造会社」に製造を依頼しないといけません。
エコサート認証を受けた化粧品は誰でも気軽に作れるわけではないのです。
さらにエコサート認証は「1年更新制」です。
更新をしないとエコサート認証からはずれてしまうため、申請する側は維持も大変です。
エコサート認証は2種類ある
エコサート認証は2種類あります。
95%が天然原料が使用されていること 植物原料の95%以上がオーガニックであること 化学原料は完成品の5%未満であること 動物実験の禁止 動物由来成分の原則禁止 持続可能な認証パーム油(RSPO認証品)を使用 | |
95%が天然原料が使用されていること 植物原料の50%以上がオーガニックであること 化学原料は完成品の5%未満であること 動物実験の禁止 動物由来成分の原則禁止 持続可能な認証パーム油(RSPO認証品)を使用 |
オーガニック基準を満たしている植物原料の割合によって付与される認証が異なります。
エコサート認証は少しだけなら化学原料が含まれていても大丈夫です。
「エコサート認証のロゴを表記していれば化学合成品はまったく入っていない」と考えるのは注意が必要です。
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